自分自身の終活
いま世間では「終活・しまい支度」となかなか騒がしいですね。なぜ今終活なのか？
その問いの答えはいくつかあります。
その①
高齢世帯ーしかも夫婦2人きりだったり、単身世帯の増加という社会的背景があります。親子2代、3代が同居していた時代はもう昔の話。子供たちは離れた場所で、それぞれの暮らしを営んでいます。「私が亡くなったら後はよろしくね。」と気軽に言えなくなってしまいました。自分達の事は自分達で何とかしないと、と親の世代は思っているのです。
その②
地域の繋がりの希薄化ーその①と同じように、以前はご近所でどなたかが亡くなれば、皆さんでお手伝いに駆けつけました。葬儀の間の食事の支度や片付けなど、慌ただしくしているご葬家にとってはとても有難い事だったでしょう。けれども今は、お互いに気兼ねであるという理由から、「あまりよその家庭には立ち入らない」という風潮が主流となりました。
上記のような理由から、「自分の事は自分で決めておく」いわゆる「終活ブーム」になったわけです。
では具体的に何をしたら良いのでしょう？
終活は分野ごとにいくつかに分かれます。
